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マリア会とは

マリア会は、福者ギョーム・ヨゼフ・シャミナード神父(1761-1850)によってフランスのボルドー市において1817年10月2日に創立された男子修道会です。修道者と司祭から構成されていますが、会員は同じ権利と義務を持っています。世界29ヵ国で活躍する国際的な修道会です。

1888年(明治21)1月に来日したマリア会は東京の神田教会で最初の修道共同体を結成し、直後の2月には築地で暁星を開校しました。1892年(明治25)にはカトリック信者の多い長崎に修道院と海星学校を設立しました。1898年(明治31)には大阪に修道院と明星学校を設立。1901年(明治34)には横浜に修道院と外国人を対象にした「セント・ジョゼフ学院」を開校しました=2000年・平成16閉校)。1906年(明治39)には熊本に修道院と智山学校を設立しました(1906年廃校)。日本語の「ラゲ訳新約聖書」が出版された1910年(明治43)、カトリック信者の子弟教育とマリア会の志願者を養成する「聖マリア使徒学校」が長崎の城山に開校しました。(1942年三菱重工業に譲渡)。1934年(昭和9年)には東京の三鷹に「聖ヨゼフ修練院」を開設しましたが、1939年(昭和14)に軍部により接収され、修練院は東京の本部修道院「曙」に移転、その後は東京清瀬に移転しました。1941年(昭和16)太平洋戦争が起きたため、横浜の「セント・ジョゼフ学院」は閉鎖され、アメリカ国籍の会員は本国に強制送還されました。フランス人や外国籍のマリア会員は箱根の強羅に幽閉されました。戦争により暁星と明星の校舎は全焼しました。
戦後の1946年(昭和21)には福岡教区から「泰星学園」(1973年=昭和48に福岡教区に返還)と札幌教区の「光星学園」を移管され現在に至ります。

マリア会は主に教育分野で活動してきましたが、キリスト教価値観で教育された多くの卒業生はカトリック教会と社会に貢献し、これからも期待されています。
教育分野以外では、1983年(昭和58)から横浜教区大和教会の司牧に当たり、1987年(昭和62)からは司牧の中心を長崎教区の小ヶ倉教会に移しました。(2018年=平成30、長崎教区に委託)。

修道会の名前が示す通り、私たちは聖母マリアをキリストに従った最初の弟子、最高の模範として仰ぎます。聖母マリアが信仰のうちに神の言葉を受け入れ、救い主をこの世にもたらしたように、私たちも社会の中にあってキリストのいのちをもたらすように努めます。生活を共にし、共に祈り、支え合う共同生活は自分たちの信仰を豊かにし、他者に開かれた福音宣教の源泉になると考えていました。
マリア会はボルドーの『マリアニスト家族』から生まれた修道会です。従って他の枝である「信徒マリアニスト共同体」や在俗会の「アリアンス・マリアル」、女子の「汚れなきマリア修道会」との絆を深め、信仰共同体の形成に努めています。
マリア会総本部(ローマ)のホームぺージです。
カトリック・マリア会

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シャミナード修道院
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